「認知症」と「オートファジー」の関係…リスク低下に期待

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 さらに、老化でオートファジーのスイッチの反応性が鈍ったり、ミトコンドリアの機能低下などで伝達阻害が起こったりし、オートファジーそのもののスイッチが入らなくなる。

 3つの原因がどの順番で起こるかはまだ分かっていない。将来的にはそれが特定され、それぞれの原因をクリアする方法を病期に応じて組み合わせ、治療にあたることが期待される。

「たとえば、リソソームの合成を調整する遺伝子を活性化する薬剤の研究が進められています。これにより老廃物の分解が促進され、新陳代謝が良くなって若返ると考えられます」

■今すぐできる5つの対策

 オートファジーは体がもともと持つ力なので、薬に頼らず健康寿命を延ばせる点が大きい。そういう意味では、生活習慣介入で薬なしに認知症予防になることを示した2つの研究(2015年のFINGER研究、25年のU.S.POINTER研究)も参考になる。現段階ではオートファジーとの直接的なエビデンスは検証中であるものの、特にFINGER研究は、世界で初めて生活習慣改善による認知症予防をランダム化比較試験で科学的に証明したものなので、ぜひ取り入れたい。

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