雪道ですってんころりん…「尻もち認知症」に気をつけろ

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「このようなケースは決して珍しくありません。高齢者は脳が萎縮しているため、頭蓋内に余裕があり、出血してもすぐに症状が出ないことが多い。しかも、尻もちの衝撃が脊椎を通じて頭部に伝わることで、脳に微細なダメージを与える可能性があるのです」

 急性硬膜下血腫の場合は、頭痛や吐き気、嘔吐などの症状が出るためわかりやすい。しかし、慢性では数日から数カ月経たないと症状が現れない場合もある。

 予防のためには、転ばないことが重要。滑り止めのついた靴を履く、杖を使う、雪かきで足元を整えるなど、日常の工夫が命を守る。また、転倒してしまった場合は、頭を打っていなくても、数週間は体調の変化に注意を払うことが求められる。

「ただし、高齢者は自分自身が頭を打ったことすらよく覚えていないケースもあります。まずは家族が本人に転倒や頭を打った事実があるかしっかり聞くことです。ハッキリしない場合は注意深く本人を観察しましょう。転倒後、数週間以内に性格の変化や記憶力の低下、歩行の不安定さ、失禁、せん妄が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう」

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