在宅医療を始めた高齢者に多い悩み「便秘」…4つの原因
日常生活を送るうえで、口から食事を取ることが大切であるのと同様に、排便もまた非常に重要です。
在宅医療を始めた患者さんの中には、便秘に悩む方が少なくありません。特に高齢になるほどその傾向は強く、今や便秘は高齢の患者さんにとって、男女を問わない共通の悩みと言えるでしょう。
便秘は気分を落ち込ませたり、食欲を低下させたりするなど、生活の質(QOL)を下げるだけでなく、さまざまな病気のリスクを高める可能性があります。実際、便秘が慢性的に続くと、腸の病気をはじめとした体への悪影響が生じるともいわれています。
便秘の主な原因は、大きく分けて4つあります。
1つ目は「薬の副作用」です。
2つ目は「運動量の低下」があります。運動量が減ることで筋肉量も減少し、腸が収縮と弛緩を繰り返して便を送り出す「ぜん動運動」が弱まってしまうためです。
3つ目は「食事量の減少」です。食べる量が少なくなると便の量も減り、腸が便を送り出しにくくなって便秘につながります。食事量が減る背景には、単に食が細くなるだけでなく、歯周病によって歯茎が痩せ、入れ歯が合わなくなり、十分に食事が取れなくなるケースもあります。


















