寒い冬の「冷水」が体にもたらす不整脈とその対処法
2月は一年で最も寒さが厳しい時季。朝晩の冷え込みはとくに強く、洗顔や皿洗い、外出先での手洗いなど、「冷水」との接触が体に思いのほか大きなストレスを与えることが知られている。この時季の冷水が体に与える影響とその対処法について、糖尿病治療専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)院長の辛浩基医師に話を聞いた。
東京都水道局によると、水道水の年間最低水温は2月の約8.3度。一方、7月の最高水温は29.3度で、その差は20度以上にのぼる。また、気温8度の空気と水温8度の水を比べたとき、水の方がはるかに冷たく感じられる。なぜか。
「水は空気よりも熱を伝えるスピードが速いため、体温が急激に奪われます。人が冷たさを感じるのは、熱が奪われる速度に比例します。つまり、水の方が空気よりも体温を奪いやすいため、同じ温度でも冷たく感じるのです」
冷水に手を浸すと、肌が刺すように痛むことがある。これは皮膚にある冷受容体(TRPM8)や痛みセンサー(TRPA1)が同時に反応し、脳に「冷たさが危険なレベルに達した」と警告を送るためだ。


















