(1)調剤だけではやっていけない…変化を強いられる薬局の新たな役割

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 背景には、政府の「保険薬局の儲け過ぎ」との認識がある。第25回医療経済実態調査では、一般病院は約7%の赤字に対して一般診療所や歯科診療所や保険薬局は約5%の黒字。

 地域医療の中核である病院を守るために保険薬局などの利益を削れ、というのだ。

「しかし、保険薬局とひとくくりにするのは間違いです。スケールメリットを享受できる大手と中小零細とは別物です。実際、資本金1億円以上の大手調剤薬局チェーンと、1億円未満の中小零細薬局では事情が異なります。当期利益は大手が前年比7.2%増に大して中小零細は48.7%の減益と二極化が進んでいるのです。結果、収益が細る中小零細保険薬局では食べていけなくなり、有料・無料問わずさまざまなサービスを展開するようになるでしょう」

 具体的には、「栄養相談や指導」「薬の宅配サービス」「リハビリ運動支援」だ。すでに一部では始まっていて、栄養士が在籍している日本調剤では在宅訪問やオンラインでの栄養相談・指導を行っている。ある薬局ではダイエットや生活習慣病予防のための講習会や個別相談を開いている。

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