「変形性股関節症」後悔しない治療の選び方…手術は2通り

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「保存療法で長期的に進行を遅らせたという報告はありません。筋力トレーニングで行うスクワットなどは、やり方によっては悪化する危険性もあります」

 変形性股関節症には、加齢のほか、骨盤の受け皿が浅く大腿骨頭がしっかりとはまらない股関節形成不全(臼蓋形成不全)も大いに関係している。股関節が不安定で軟骨が損傷しやすい状態のため、保存療法で一時的に痛みが消えても、また痛みをぶり返す人が少なくない。

 また、軟骨がすり減ったまま長距離の歩行、ジョギング、登山、ハイキングなどを行うと、軟骨の摩耗が一層進む。関節痛にいいといわれる水泳でも、症状悪化につながることがある。

■術後に脱臼や尿失禁のリスクも

「保存療法で効果が十分に見られないとなったら、次の手段である手術を検討すべきです」

 変形性股関節症の手術には「骨切り」と「人工股関節置換術」の2通りがある。若ければ骨を切って股関節の形を整える「骨切り」という選択肢もあるが、40歳代以降で、生活に支障が出る進行期や末期では、人工股関節置換術が適している。変形性股関節症の治療で知っておくべき第2の重要点は、「人工股関節置換術を受ける前に、筋肉や腱を切らない手術技法であることを確認する」だ。

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