著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

夜盲症(2)幼児期から暗い場所で見えづらい…最も多い原因は網膜の異常

公開日: 更新日:

 網膜色素変性症は、決定的な治療法がまだ確立されていません。進行を抑制したり、症状を緩和させたりするために、ビタミン剤、循環改善薬などが使われますが、進行を止める効果は期待できません。

 暗い場所での見えづらさに関しては、「暗所視支援眼鏡」などが開発されています。内服薬として「アダプチノール」という薬が処方されますが、原因疾患の網膜色素変性症を治せない以上、夜盲症の進行を止めることはできません。

 ただし、近年では遺伝子治療や人工網膜、再生医療の研究が進んでいます。今後は状況が変わることが期待できるでしょう。また日本では、網膜色素変性症のうち、RPE65という遺伝子の変異が原因となっている場合、保険適用の治療薬があります。

【連載】一生見える目をつくる

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