具志堅用高さん(1)忍耐の極致を極めただけに我慢が身に染みついている
もっと筋肉が欲しい。懸垂もできませんから
──温厚なお人柄も自己管理、節制のたまものだと思います。ところで引退後は筋トレとかされていますか?
公園を歩く程度です。週1回はゴルフに行きます。
──もっと筋肉が欲しいと感じますか?
感じますよ。懸垂もできませんから。24時間ジムに行こうかと思うこともありますよ。ゴルフでもパワーがなくなってきたのがわかります。でも、なかなか実践できないんですね。
◇ ◇ ◇
ここまで聞いて、具志堅さんにはひとまず安心しました。健康だし、気持ちも元気、声も大きい。いまも現役でバリバリと仕事を続けられているし、引退後も自然体で節制し、「ほぼほぼ貧乏、時々贅沢」を実践されている。ボクシングという忍耐力の世界を極めた方だけに、我慢強さが体に染みついているのでしょう。その結果、体重も自然体でキープしている。具志堅さんの体を触ってみました。確かに腕の筋肉は落ちていましたが、ふくらはぎ、ハムストリング、臀筋などの下半身の筋肉は立派です。ただし、高血圧などの生活習慣病を予防するためにはもっと筋肉を増強した方がいい。そして、肝臓を守る食生活も取り入れた方がいい。ただし、50歳を過ぎると24時間ジムでは筋肉を管理できません。それは50歳以上では、筋肉、柔軟性、バランス、体力などの身体評価が自分では難しくなるのです。
やはり、個別メニューを作成し、伴走してくれるパーソナルトレーナーかセラピストのアドバイスと応援が必要です。次回は具志堅さんにさらに健康の秘密を聞いていきます。(つづく)
▽具志堅用高(ぐしけん・ようこう) 石垣島出身。1955年生まれ。WBA世界ライトフライ級チャンピオン(当時国内ではジュニアフライ級)、13回防衛の日本人記録を持つ。26歳で引退。引退後は太田プロ所属のタレントとして活躍。ジム経営にも挑戦し、名護明彦、嘉陽宗嗣らを育てた。比嘉大吾はWBC世界フライ級王者となった。国際ボクシング名誉の殿堂のオールドタイマー。


















