(1)出勤はしても本来のパフォーマンスを発揮できない

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 プレゼンティーズムは新しい問題ではない。昔からあった。二日酔いでも出社する。肩こり頭痛を抱えたまま働く。多少の不調は我慢して働く状態。それと何が変わったのか。変わったのは、状態が「言語化されたこと」と、その影響が個人の問題では済まなくなったことだ。生産性の低下は企業の損失に直結する。だからこそいま、見過ごせない問題として浮上している。

 しかし現場を見れば、原因はひとつではない。メンタル、身体、生活習慣、職場環境。それらが複雑に絡み合っている。それを「男性更年期」というひとつの言葉では説明できない。

 いま何が起きているのか。その背景にあるものは何なのか。改めて産業医に話を聞き、“働いているのに働けていない”状態の正体を追う。 =つづく

(熊本美加/医療ライター)

【連載】なぜ働けない? 広がるプレゼンティーズム

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