著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

大人の斜視(3)治療は「手術」または「コンタクトや眼鏡」による矯正など

公開日: 更新日:

 手術保険適用。3割負担の場合、片目で1万5000円程度を目安とお考えください。検査や術後検診は別途費用がかかります。なお、手術を行っても時間経過と共に眼球が元の位置に戻ってしまう「戻り」が起きることも。この場合、再手術を行うことも可能です。

 手術以外の治療では、まず、コンタクトか眼鏡で斜視の原因となっている近視や遠視を矯正する方法があります。次に、プリズムを入れて光を屈折させた眼鏡をかける「プリズム処方」。この処方では斜視が治るわけではなく、両目でものを見るという機能が確保されやすくなります。

 さらに、外眼筋にボツリヌス菌製剤を注射し、筋肉の動きを麻痺させ目の位置を修正する「ボツリヌス療法」も有効です。ただし、効果は一時的。3~4カ月で眼球が元の位置に戻ってしまいます。再投与は、12週以上の期間を空ける必要があります。

 また、特殊な機器を用いて、両目の機能を確保する方法もあります。いずれの治療も、手術同様、保険適用となります。

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