(4)研究論文に潜む製薬マネー…国立大教授、謝金「有」を「無」と申告

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 用法通りに4.5ミリから始め4週ごとに増量し、18ミリの有効用量に達したら維持とされたが、16週目の平均服用量は14.8ミリで有効用量に達していなかった。一般に、用量に達していなければ副作用も軽減される。また「1週目で食事量が増え試験期間を通じて維持された」と論文にあるが、前薬をやめた時点で食欲が戻る可能性もある。

 なお、半数の19人が副作用などで脱落し、最後まで残ったのは19人だった。

 本間医師は「抗認知症薬の臨床研究は通常、短くても半年。対象者は3ケタ以上が望ましい。この研究は期間が短過ぎるし、対象者も少ないのでエビデンス(科学的根拠)として低く、論文として受理されるのは困難なレベルだ」と指摘した。

 いったい、この研究論文には、どんな背景があるのか。

 大学に開示請求して得た資料によると、責任者の国立大教授が利益相反が有るのに「無」とする申告をして行った研究だったことが分かった。

 教授は15年4月の申告時、リバスチグミンを販売し、研究に資金提供する製薬会社から、寄付金や講演謝金など少なくとも267万円を前年度に講座を通じて受領していた。

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