「グルコサミン」が関節炎を抑える…日本のチームが仕組みを解明

公開日: 更新日:

 体内で作られるもののほうが抗炎症作用は高いだろうと思いきや、結果は違った。それらには抗炎症作用が全く見られず、抽出・精製のグルコサミン(グルコサミン塩酸塩やグルコサミン硫酸塩)には抗炎症作用が確認された。

「さらに、グルコサミン塩酸塩が抗炎症作用を発揮するのに必要な構造を詳しく調べることにしました。するとグルコサミン塩酸塩によく似たアミノ糖の中でも抗炎症作用の有無が分かれることが判明しました。アミノ糖の分子は立体構造をしているのですが、驚いたことに、その中の1カ所の部分が上向きか、下向きかというほんの少しの違いによって、一方には抗炎症作用があり、もう一方には抗炎症作用が全くなかったのです」(中野研究員)

 ここからが、研究のキモとなる。グルコサミンが炎症を抑えるのは、炎症の主犯格プロスタグランジンE2の生成を抑えるから。その理由として「グルコサミンが炎症のスイッチとなるシグナル伝達経路を阻害するからだろう」と考えられていた。ところが、研究でほとんど影響していないことがわかった。「グルコサミンが細胞内の代謝を変えるのでは」という新たなアイデアを出したのは、中野研究員と岡田大学院生だ。続く研究で、それが裏付けられた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈55〉仮死状態で生まれた三男、「視聴率30%と交換してくれ」と星空に願ったら…

  2. 2

    北島三郎「90歳の選択」…都内の大豪邸からホテル住まいで前向き生活

  3. 3

    (2)佐藤輝明は阪神から抜け出したかったのか? メジャー挑戦に拍車をかけた“選手管理”への疑念

  4. 4

    日テレ森圭介アナは社労士合格 「news LOG」和久田麻由子アナ、さらなる飛躍を目指せる「資格試験」のススメ

  5. 5

    天地真理デビュー55周年「激変近影」とほほ笑みのウラ…たどり着いた“閉じた世界”の安住とは

  1. 6

    YOASOBIドーム公演は大阪・名古屋・福岡でもチケット売れ残り…「1万4000円で座席ガチャ」の不満とアーティストの切実事情

  2. 7

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  3. 8

    日本ハム「織田翔希ドラ1強行指名」に現実味 メジャー挑戦を揺るがす制度変更が“付け入る隙”に

  4. 9

    (1)忍び寄る“暗黒時代”の足音…リーグ連覇の陰で深刻化した「主砲依存」と極度の育成不全

  5. 10

    まるで高市首相就任の“ご祝儀”箇所付け…地元奈良の選挙区ばかり交付金「最大6.24倍」増額の仰天

おすすめ求人情報

看護助手/日勤のみ/練馬区/介護士
関町病院 東京都 練馬区 正社員
月給16万8,000円
化粧品原料の製剤研究/東京/賞与年2回・年間休日129日・土日祝休み
丸善製薬株式会社 東京都 渋谷区 正社員
年収490万円~640万円
未経験歓迎!賞与年3回 一生モノの技術が身につく
有限会社勝シール 兵庫県 姫路市 正社員
月給20万円~30万円
地質調査および防災対策工事スタッフ/未経験OK/土日休み/賞与実績5ヶ月/金沢勤務
興信工業株式会社 石川県 金沢市 正社員
月給22万円~35万円
Sponsored by 求人ボックス