「グルコサミン」が関節炎を抑える…日本のチームが仕組みを解明

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「グルコサミンを細胞に与えると、炎症物質を作る遺伝子(COX-2)の働きが抑制されるのと同時に、細胞内の糖の代謝経路が変化し、炎症が抑えられることがわかったのです。その代謝経路の変化で起こる現象の一つがソルビトールという物質の増加で、抗炎症に関係していることは明らかですが、それ以外にも抗炎症に関係しているメカニズムがあると見ており、今後の研究課題です」(岡田大学院生)

■サプリにも使われるタイプを使用

 今回の研究は猫の滑膜細胞によるものだが、杉谷所長らは人間の滑膜細胞でも同じ研究を行い、同様の現象が起きることを確認している。さらに、実際の関節リウマチ患者から採取した滑膜組織のデータとも矛盾しない結果が得られたという。

「研究で用いるグルコサミン量はかなり多く、また口から摂取したものがどれだけ関節に届き、細胞の基礎研究と同様の展開を見せるかも、現時点では定かではありません。しかし、猫と人間で共通の仕組みが働いているということは、この発見が人間の関節疾患の治療法開発にもつながる可能性を示しています。動物の治療研究の成果が人の医療にも役立つ、まさに橋渡しとなる成果だと考えています」(杉谷所長)

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