(2)感染症と深い関係…新型コロナにかかりやすい血液型は?
なおAB型では、赤血球がA抗原とB抗原の両方に覆われています。
一方、血液中には自分以外の血液型に対する抗体が溶け込んでいます。A型の人は、抗B抗体(B抗原を攻撃する抗体)を持っていますし、B型の人は抗A抗原を持っています。またO型の人は抗A抗原と抗B抗体の両方を持っています。AB型はどちらの抗原も持っていません。
新型コロナウイルスがA型やAB型の人に感染しても、抗体の攻撃を受けません。しかしO型やB型の人の体内に侵入すると、抗A抗体の攻撃を受けるため感染が成立しにくいと考えられています。
重症化については、血液の固まりやすさが関係しています。新型コロナを発症すると、血管内に顕微鏡サイズの血栓ができやすくなることが知られています。それらが肺、腎臓、肝臓などの毛細血管を塞いでしまうため、重症化すると多臓器不全を起こして死に至ります。
ところが、前回述べたように、O型の血液は固まりにくく、A型は固まりやすい傾向があります。つまりA型は微小な血栓ができやすく、O型はできにくいのです。結果としてA型は重症化しやすく、O型は重症化しにくい傾向が見られるわけです。 =つづく



















