ビジネスマンに人気 「コーチング」って何をしてくれるの?
“会社の目標をどう設定し、達成するにはどうすればいいのか?”
“家族や同僚とうまくやるにはどんな課題を解決すればいいのか”
人である以上、自身が描くあるべき姿や満足できる生活を模索し、達成に悩むのは当然だろう。そのためには他人にやり方を教えてもらうのではダメで、自ら課題に気づき考える力が必要だ。最近、その手助けをしてくれるコーチングなる職種が注目を集めているという。どんなものなのか? 「コーチング」の専門家として知られる和気香子さん(エグゼクティブコーチ)に聞いた。
企業診断士や心理カウンセラーでもない。サッカーチームやプロ野球球団などに必ず存在し、選手たちに、技術はもちろん精神面でも臨機応変のアドバイスを発信するあのコーチの存在と似たものだと和気さんは言う。
米国が発祥の地のようで、歴史は古く1950年代からあり、1995年に「国際コーチ連盟」(ICF)が設立された。90カ国、1万3500人が会員になっており、日本でも1999年に「日本コーチ協会」(JCA)が誕生している。