牧野伊三夫 — 著者のコラム一覧

牧野伊三夫画家

１９６４年生まれ。画家。美術同人誌「四月と十月」同人。著書に「かぼちゃを塩で煮る」（幻冬舎）、「僕は、太陽をのむ」（港の人）ほか。北九州市情報誌「雲のうえ」、飛騨産業広報誌「飛騨」編集委員。

日雇い絵描きの愉しみ

調理場のおばちゃんによく揚げの「かき揚げ」を頼むと…

公開日：2019/07/24 06:00　更新日：2020/01/14 10:46

画・牧野伊三夫

　どうにも、お昼にかき揚げ天うどんが食いたくなって、スーパーへうどん玉とかき揚げを買いに行く。ときどき、はっきりと食べたいものが思い浮かぶのだが、この日はつるつるした白いうどんの麺にかき揚げをのせて熱い汁をすすりたかった。ところが、いつもあるはずの総菜売り場の一角に、かき揚げがな…

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