猪羽恵一
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猪羽恵一本郷美術骨董館 副代表

本郷美術骨董館・副代表。国内外の美術品・骨董品を取り扱う業界の最大手。全国各地で鑑定会を行っている。専門分野は絵画。

借金のカタに美術品を受け取り…“最後の手”に潜む甘い罠

公開日: 更新日:

 羽振りのよかった知り合いの社長が、借金の申し入れに来た。社員の今月の給料が200万円不足なので、これを担保に貸して欲しいと差し出したのが一枚の絵画。だが、しばらくすると連絡が取れなくなり、社長の会社も倒産。それから20年経ってしまった――。

 というような事情で、担保の美術品を売りに来る人が意外と多い。社長が持っていた絵=高級絵画、しかも20年経ってさらに高騰かと、本人は期待をして持ってくるのだが、残念ながら今まで、このようなケースで期待を上回ったことは万に一度程度しかない。中には1万円にもならない美術品もある。

 理由は明白だ。そもそも金に困れば、恥を忍んで借金を申し出るよりも担保の高級美術品を処分すればいいだけの話だ。処分しようにもできない、つまり本物の高級美術品でないから、“最後の手”を使うのである。

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