アフターコロナは「年金は今すぐ受け取るべき」が新常識に
新型コロナウイルスに感染し、命を落とした人が大勢いる。タレントの志村けんさんは3月20日に肺炎と診断され入院。同23日に新型コロナウイルスの陽性が判明し、同29日に死去した。入院から10日で他界してしまった。女優の岡江久美子さんも緊急入院から2週間ちょっとで亡くなっている。
「感染症の恐ろしさを中高年は実感しています。高血圧や糖尿病などの持病があれば死亡率は上昇します。どんなに注意して生活しても感染する時は感染してしまう。地震も頻発しているし、死というものがコロナ以前より身近になっています。そんな時代は年金も早くもらうに限るでしょう。一寸先は闇です」(経済評論家の倉多慎之助氏)
現在、年金の受給開始は60~70歳(原則65歳)。年金を早くもらい始めると減額され、65歳以降に繰り下げると増額される仕組みだ。仮に60歳に繰り上げるとマイナス30%。70歳からだとプラス42%となる。受給開始を遅らせたほうが、年間に受け取る金額は増加するが、「長生き」が大前提だ。