裏口入学はなくなったのか? 社会を驚かせた2018年の東京医科大「不正入学」事件
■ルートはさまざま…罪悪感が薄い大学教授
裏口入学のルートはいろいろ。S局長のケースで仲介したのは医療コンサルタントだが、こうしたブローカーが暗躍するのはまれ。多くは大学関係者や同窓会幹部を通じて、大学当局と保護者がコンタクトをとる。交渉は1次試験と2次試験(面接や小論文等)の間に行われることが多い。点数が合格に足りなかったので、寄付金をこれだけ出してほしいと額を示すのだ。
2~3点のために数千万円が動くこともあるという。
「私大医学部はどこも経営が苦しく、寄付金頼み。それを個人がポケットに入れるわけではないので、交渉にあたる教授ら大学幹部にとっても罪悪感はほとんどない。本当は1次試験の点数だけで合否を判定すべきなのでしょうが……」(同)
こうした不正がまかり通ってきた背景には、私大医学部特有の事情がある。受験者は複数の大学を併願するのが普通で、1次試験の合格者がそのまま入学するわけではないからだ。結局、学校側としては正規合格以外にたくさんの補欠合格を出す必要があるのだ。
■関連記事
-
人生100年時代の歩き方 完全養殖ウナギは1尾5000円ほどが即完売 注目の陸上養殖成否のカギはろ過技術と水質管理の電気代
-
しっぽのお医者さん~ねこ医院長のぽかぽか日記 【動物&飼い主ほっこり漫画】第120回しっぽのお医者さん「ボクが引き取りたかった…」
-
日本の皇族存続への危機と「愛子天皇待望論」 天皇皇后が訪問したオランダ・ベルギーの次期王位は「女王」に…欧州では男系優位の「サリカ法典」は過去のもの
-
年金不安時代を生きるワーキングシニアの懊悩 「コンサル」名乗るシニアは「ほぼ無職」 それでも「自分は現役ホワイトカラー」の仮面を外せないオジさんたちの終わりなき戦い
-
人生100年時代の歩き方 モバイルバッテリーはどれくらいの衝撃・温度で爆発するのか? 意外に知らない火災発生の仕組みと発火のサイン

















