著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

林修氏「女の子は中学から私立に」発言に賛否 ジェンダーレス時代への逆行に受験業界も危惧

公開日: 更新日:

 父親が上場企業の役員という家庭に生まれ育った林氏は名古屋の私立男子中高一貫の名門・東海を経て現役で東大文Ⅰに合格。「庶民感覚に欠ける」(前出・学習塾幹部)との声も聞かれる。何より今回、一番批判の的になっているのは女子と男子を区別している点だ。「時代錯誤もはなはだしい」というのである。

「女子だからこうすべきという言い方は、はっきりいってまずい。そもそも、時代の流れからもかけ離れている」(同)

■広尾学園、三田国際学園…女子校のトレンドは共学化

 女子校の近年のトレンドは共学化。120年以上の歴史を持つ東京女子学園は今春、芝国際と校名を変え、男女共学となった。

「21世紀に入って受験者が女子校を敬遠する動きが目立つようになり、定員割れする中高一貫校が続出。生き残りをかけ、共学に踏み切るところが増えている」(文部科学省初等中等教育局職員)

 07年に共学化した広尾学園(旧順心女子学園)はもっとも成功した元女子校といっても過言ではない。一時は廃校の危機に追い込まれていたが、その後は進学校として大躍進。23年度は国公立大医学部に17人の合格者を出している。8年前に共学化した三田国際学園(旧戸板中・戸板女子高)も23年度(卒業生数163人)は早慶上理に86人が合格。中堅の進学校の位置を獲得している。

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