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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

密かに進む「ドルに頼らない世界」属国日本は取り残されている?

公開日: 更新日:

 でも、これからはどうだろう。中国やロシア、インドなどのBRICSに、グローバルサウスと呼ばれるアフリカ諸国、それに中東の国々が加わり、一大勢力を築こうとしている。

 そんななかで「BRICS共通通貨」という発想も出ており、「非欧米」的な動きが加速しているのだ。「アメリカやドルに頼らない世界」──新勢力はそれを狙っている。

 そういった流れのなかで、日本は気付かないうちに、世界から取り残されるかもしれない。これまで「アメリカ一国主義」を信奉しすぎただけに、「抜けるに抜け出せない」状態となっているのだ。それはまるで「茹でガエル」のよう。気づかないうちに、死に向かっているのだ。

「このチキン、すごくおいしいよね」

 でも、周りの人は知っている。味はすごく似ているけど、それはチキンではなく「カエルの肉」であることを……。日本人はそのことに早く気付くべきなのかもしない。

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