ドラえもんを本気でつくる気鋭の研究者に聞いた 「心」を持たせることはできるのですか?

公開日: 更新日:

「人型でスムーズな会話が可能という触れ込みのロボットがあったとして、いざ使ってみるとチグハグな部分があれば、ガッカリしませんか。しかし、我々のロボットならイメージとのギャップを生みにくく、愛着を抱かせやすい。このロボットはそれ単体ではなく、人と交流することで初めて真価を発揮するのです。人と相互作用するAIの分野を『HAI(ヒューマンエージェントインタラクション)』といい、世界で注目を集めているんですよ」

 ──先ほどの話からするに、日本人とHAIの親和性は高い、と。

「具体的なデータはありませんが、HAIを受け入れる土台はあると思います。研究面では日本の論文が圧倒的な割合を占めていて、世界的な評価を得ています。HAIを追求した先に、ドラえもんがいるのです」

 ──現段階ではどのような研究を。

「このロボットは実験用で、触れ合う中で人がどのような反応をするのかを研究しています。これが土台のようでいて、最後までずっと突き詰めていくことになる。同時に知能のプログラム構築や、社会でどのように役立つのかも研究しています」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲