「自由が丘デパート」で食堂とスナックに…おじさんたちの楽園に入ってみると

公開日: 更新日:

「若い人は知らないのね、スナックがどういうところか」

 マリアさんは大手出版社のファッション系の雑誌でフリーライターをしていたそう。話が合う。先客は50歳前後と60代半ばの常連さん。気持ちよく飲んで歌っている。

「若い人も来ることはあるけど常連さんがほとんど。たまに若い人が2、3人で来るともう大変。カラオケボックスと間違えて、大声でがなり立てるのよ。話もできやしない。知らないのね、スナックがどういうところか」

 確かに今は誰かが歌っていても話ができる。すぐに常連と打ち解けることができるのもスナックの良さだ。再会を約束し、お別れに一曲ということで昭和の名曲「宗右衛門町ブルース」で幕を下ろした。やんややんや。(藤井優)

○味の一番
目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート2階

○スナック赤い靴
目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か