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藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」「陰謀論と排外主義~分断社会を読み解く7つの視点~」などの共著も多数などの共著も多数。

反ワクチン・反LGBT・反ウクライナがデモでごった煮に…主催者・佐藤和夫氏の節操なき人脈で“悪魔合体”

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「LGBTの(権利確立を求める)問題も、日本の文化を壊すための波。ワクチンもあります。ディープステート(影の政府)という闇の力が日本に押し寄せている。声を上げなければ日本は奴隷国家になる」

 この翌月、国会でLGBT理解増進法が成立した後に、同法に反対するデモを開催。旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の分派のサンクチュアリ教会(連載第3回で紹介)の信者も参加し、幸福の科学もユーチューブ用の「取材」としてデモに伴走した。Jアノン(第4回)の面々だ。神真都Q会(第5回)、人工中絶に反対してきた日本の保守系キリスト者の姿も。沿道からは「差別やめろ!」と罵声を浴びせられた。

 今回の反ワクチン・反WHOデモにもLGBT法に反対するプラカードがあった。しかしそこに、LGBTの権利を擁護してきたラエリアン・ムーブメント(第1回)関係者も参加。

 ラエリアンは反ワクチンと同時に改憲反対もデモで主張する。一方の佐藤氏は、2016年参院選に憲法改正を掲げる「日本のこころを大切にする党」公認で立候補しているのに、ラエリアン主催のデモでその姿が目撃されている。

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