早期退職でUターン…運転が好きなだけでは「運転代行」の仕事は長続きしない

公開日: 更新日:

「ただし嫌なこともあります」

 一番困るのはペラペラと自慢話をする客。「へえ、すごいですね」と適当に合わせていると、「おまえ、ちゃんと聞いてるのか」と激高し、料金を払ったあともクルマから降りずに絡んでくることがある。

 人間関係も面倒だ。後乗りの相棒と2人1組になり、軽自動車の中で仕事の連絡を待つ。相手がぶっきらぼうな性格や高圧的な態度の場合は狭い車内の雰囲気が地獄となり、それが嫌で辞めていく人もいる。

「運転好きなだけの人も長続きしません。タクシーみたいに一仕事を終えるたびに日報を書かなきゃならない。その作業が面倒なため『こんな仕事とは思わなかった』と2、3日で辞める人もいる。1週間もったら長続きする仕事です」

 バイトとはいえ、それなりの覚悟が必要だ。

(林山翔平)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった