作家・黒木亮氏「アラビア語『6カ月レベル』の知事が学業実態を証明するしかない」

公開日: 更新日:

 学歴詐称疑惑に火を付けた作家・石井妙子氏の著書「女帝 小池百合子」や、エジプト留学時代にルームメートだった北原百代氏の手記などに対し、女帝は反論していない。「私自身の卒業というファクトがすでにある」の一点張りだ。

「ボロを出さないように具体的な回答を控えて、逃げ切ろうとしているのでしょう。関係者に反論しないのは、司法の場に引きずり出されると敗訴する可能性が高いと知っているからです。北原さんの証言によれば、小池氏は自身が卒業したとしている1976年の5月の学年末試験に落ち、最終学年にも達していなかった。過去に小池氏が話しているアラビア語を聞く限り、表現は幼稚で、間違いだらけ。しかも、1つのセンテンスの中に文語と口語がごちゃ交ぜになったりしていて、ベテランのエジプト人ジャーナリストいわく『日本で6カ月やった程度のレベル』です。ほかにも辻褄の合わないおかしな状況証拠が山ほど積み上がっています」

■エジプトでは「プレゼントの証書」が横行

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした