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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

某銘柄は4万円→2万円に暴落…総菜の「半値」は魅力的でも株価では?

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 そもそもこの会社、何で人気になったかというと、次世代の太陽電池「ペロブスカイト」である。ペラペラの太陽電池であり、布のように折り曲げることができる。

 従来の液晶パネルのようにかさばらず、どこにでも貼り付けられるというのが特徴。その材料となる「ヨウ素」を作っているのだ。

 しかし、ある証券会社から突然の「売り推奨リポート」。目標株価が1万4500円に設定されてしまった。そこから株価は大暴落。見事に「半値」になってしまったのである。

■重要なのは自分自身の判断

 だが、重要なのは、「下がったからもうダメ」ということではない。中身をしっかりと吟味しなければならない。総菜だって、もしかしたらウマイ可能性だってある。食べてみなければ分からない。

 多くの人は、どうしても「他人の評価」を気にしてしまう。でも、重要なのは、自分自身の判断。自分にとって有益かどうかだ。

「半値になったのは、むしろラッキー。この上ない幸せ」と考えるべきなのだ。

「さてさて半額の総菜でも食べてみるか。なるほどね。やっぱり、そういうことね……」

 まあまあ、失敗もある。なので、人生経験が豊富なシニアの皆さんに言うまでもないが、決して自分の考えに凝り固まらないようにしていただきたい。

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