著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

トランプ銃撃、バイデン撤退で市場混乱…「とりあえず売っておこう」は拙速すぎる

公開日: 更新日:

「耳の皮一枚!」

 全世界が震撼したトランプ前大統領の暗殺未遂事件。もう少し頭をかしげていたら、間違いなく命はなかっただろう。いわば強運の持ち主。これで11月の大統領選の勝利が濃厚となった。

「死線をくぐった政治家は強い」

 その典型例となりそうなのだ。

 そういった背景もあり、最近の株式市場は「トランプ・トレード」一色となっている。トランプ氏が当選することを前提に、投資家たちが「先取りの動き」を強めている。関税・規制などの強化、ウクライナ戦争の終焉、各国に防衛費増強を要請etc……投資家の「想像」にはキリがない。

 儲かるためには、いろいろなことを「算段」している。「さすがにそれはちょっと考えすぎ」……そういった無理筋なものもある。

 思い起こせば8年前の大統領選。世間では「ヒラリー優勢」が伝えられていた。しかし、開票速報でトランプ優勢が伝えられると、株価は急落。だが、その後は一転して大暴騰。トランプ大統領でメリットを受ける銘柄が積極的に物色されたのだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か