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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

トランプ銃撃、バイデン撤退で市場混乱…「とりあえず売っておこう」は拙速すぎる

公開日: 更新日:

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」

 投資家たちの「変わり身」は実に早かった。

 このようなことからも分かるように、市場は「不透明要因」を極めて嫌う。「怖いことは売り」「分からないことは売り」で反応してしまう。

 しかし、何らかの結果が出て、物事が確定すると、その反対の動きが出てくる。売っていた人が一斉に買い戻し。手のひらを返すように、まったく逆の行動をとるのである。

 そしてバイデン大統領がようやく大統領選からの撤退を表明した。身内の民主党内でも「撤退論」が広がっており、遅ればせながら「勇退」を決断した格好だ。

 後継に検事出身のハリス副大統領を指名。これによって刑事訴追されているトランプ氏と全面対決が鮮明になりそうだ。

 しかし、どのような結果になろうとも、事実さえ確定してしまえば、その不透明要因は解消。株価は上昇する可能性が高い。

 外国のこととはいえ、シニアにとっては残された数少ない大統領選。あまりビビりすぎて「とりあえず売っておこう」なんていう拙速な行動をとらないようにしたい。

 死線をくぐった投資家は強い。どんな場面でも、「耳の皮一枚」生き残れるよう心掛けたい。

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