著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

株価大暴落で「身代金」を要求された投資家たち…目線を変えれば大バーゲンセール

公開日: 更新日:

「おまえのところの息子を誘拐した。今すぐ返して欲しければ、身代金200万ドルを払え」

 これは1996年に製作された、アメリカの映画「身代金」のワンシーンである。

 これと同じようなことが現代社会でも起こった。8月5日、日経平均が史上最大の下落幅(4451円)を記録したからである。「身代金」を要求してきたのは証券会社。

「あさっての午前中までにお金を払わないと、おまえの持ち株をすべて損切りするぞ!」と、「映画」さながら、脅しをかけてきたのだ。

 いわゆる「追い証」の請求である。資金の約3倍をかけられる「信用取引」では、証拠金以上に損をする場合がある。証券会社としては「取りっぱぐれ」がないように、あらかじめ証拠金の積み増しを要求するのだ。

「素直に従わないと、おまえの“子供”の命はないぞ!」と脅してくるのである。

 一方、映画では、主演のメル・ギブソン演じる父親・トムが、それを逆手にとって奇抜な行動に出た。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性