著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

ぶら下げられたニンジンはパクッと食べて走らなければいい…これが賢明な国民の行動だ

公開日: 更新日:

「ごっつぁんです!」と手刀を切ればいいのである。

 すでに引退したシニアにとって、給付金はありがたいもの。もらっておけばいいのである。

 ニンジンをぶら下げられたら、パクッと食べる。しかし、走らなければいい。これが賢明な国民の行動だ。

「1本でもニンジン、2本でニンジン~♪♪」

 決してウマくはないけど、「僕は大好きニンジン娘♪」である。

 財務省の思惑は「恒久減税はダメだけど、一時的な給付金ならOK」だ。

「税収の上振れ分や予備費の範囲内ならば大丈夫」「国民に与える餌はこの程度でいいだろう」といった感覚だ。

 だから、われわれは自公に投票するフリをして、他党に入れるしかない。もちろん、そこから先は個人の自由。自分にメリットのある党に投票すればいい。これがせめてもの抵抗となる。

「ニンジンもいいけど、本当はリンゴが好きなんだよね」

 そんなウマの本音が聞こえてきそうな今日この頃。果たして国民は“甘いリンゴ”に唇を寄せることができるのだろうか。

「♪何にも言わないけれど、気持ちはよくわかる~♪」

 戦後にはやった「リンゴの唄」のように、混乱の世界を生き延びる勇気、そして明日への希望を持ちながら参院選を迎えるようにしたい。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    「地球を救う前に社員を救ってくれ!」日テレ「24時間テレビ」が大ピンチ…メインスポンサー日産が大赤字

  4. 4

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  5. 5

    たつき諒氏“7月5日大災害説”を「滅亡したんだっけ」とイジる古市憲寿氏に辛辣な声が浴びせられる理由

  1. 6

    参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    「国宝級イケメン」のレッテルを国宝級演技で払拭 吉沢亮はストイックな芝居バカ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 10

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策