まだ暑いのに…季節外れのインフルエンザ猛威のなぜ? 全国の小中学校などで学級閉鎖相次ぐ異常事態

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 猛暑によって、夏バテや睡眠不足になり、免疫力が低下している可能性もあるという。

 インフルエンザは、発症から48時間以内であれば、タミフルなどの抗インフルエンザ薬の効果が高い。しかし、今年は猛暑のため「受診控え」が起きているという。大手製薬会社・塩野義製薬の調査によると、5人に1人が「暑いので受診を避けたい」と回答している。

■今年は流行が2回か

 インフルエンザは、学校などで子どもたちに広がった後、「子どもの家族」→「会社」など社会全体に広がっていくのが特徴だ。これから10月、11月と流行する恐れがある。

 一昨年は、9月中旬くらいから流行し、11月がピークだった。

 厚労省は、10月1日からワクチンの定期接種を開始する方向で準備を進めているという。ワクチンの持続期間は2~3カ月程度とされている。もし、ワクチンを接種する場合、いつがいいのか。

「通常、インフルエンザは流行が早くはじまると、早く終わります。ただし、今年は9~10月に“小さな流行”が起こり、12月以降に“大きな流行”となる可能性があります。ワクチンを打つなら、12月以降の流行も想定しながら接種したほうがいいかも知れません」(前出の二木芳人氏)

 猛暑、豪雨、インフルエンザと、今年の夏は異例つづきだ。

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