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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(35)ドラッグストアの薬剤師に相談してハッピー 医療費削減はイギリスを参考に

公開日: 更新日:

 イギリスで私もドラッグストアで質問してみたところ、薬剤師の質も高く、とても親切に時間をかけて調べてくれました。

 それからというもの、私は日本でも頼りになる薬剤師がいるドラッグストアを選ぶようにしています。経験値などでレベルに差がありますが、最近、イケメンでとても勉強熱心な薬剤師を見つけました。

 本当に服用する必要がある薬なのか、スマホを見せながら一緒に確認してくれたり、副作用も調べてもらっています。別なところで購入した薬でも、スマホで撮影した写真を見せながら質問すると、とても優しく教えてくれます。

「何年も、診てくれていた医者も高齢になり、息子の代になってからは、やたら薬が増えた。副作用もよく告げられず、真面目に飲み続けてかえって体調悪化した」という人もいます。

 副作用を確認できるアプリなどもありますが、スマホが不得意な方は、ドラッグストアの薬剤師に再度、確認してもいいのではないでしょうか。

 もちろん、病院を診察した後の調剤薬局で再度、確認するのも大事ですが、それよりも利害関係の全くない別のドラッグストアの薬剤師の方がいいでしょう。

 都市部では同じようなクリニックが多すぎて、経営のためにむやみに薬を出すこともあるかもしれません。医療費負担が増加するだけでなく、薬の飲み過ぎは、自分の首を絞めることになります。服用する薬について疑ってみて。

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