「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解
「やめる側も礼儀だと思って『宣言』をするわけです。日本人のマインドとして返さないと失礼という意識がありますから、事前通知をしたい気持ちは理解できます。ただ、手紙は本来、やりとりを目的としたコミュニケーションツール。相手を思いやりながら書くのが基本です。メールのように用件のみで、受け取った側がどう思うのかを考えない内容が散見されますが、“最後”だからこそ、これまでのやりとりへの感謝をしっかり伝えましょう。はがきの枚数が少なければ、メッセージだけは手書きもいいですね」
大量印刷でも単純な一文で済ませず、「高齢で準備が大変になった」など簡単な理由や「来年からは出せないからいただいても失礼になる」旨のお詫びを添えるといい。
「古い友人や恩師、遠い親族などメールする関係性ではないけれど、年1回の年賀状を過去の自分を支えてきた人たちとのつながりを実感したり、生存確認として続ける人もいます。その気持ちも考慮できると、今後の関係も良好に年賀状じまいできるでしょう」(関修氏)
立つ鳥跡を濁さず、か。



















