サラリーマン平均給与は3.9%増の474万円だが…「1000万円超」は6.2%
1000万円超は6.2%とごく限られた層になるが、1人での到達は困難でも夫婦共働きなら比較的可能になる。若い世代の共働きが一般的になりつつあるなか、高収入のパワーカップル世帯(夫婦共に年収700万円以上の共働き夫婦)の動向を分析するニッセイ基礎研究所の久我尚子・上席研究員がいう。
「かつては夫だけの年収1000万円世帯が高収入世帯と言われていましたが、共働きが増え、夫婦2人で500万円ずつ稼ぐことで1000万円超が容易になり、豊かな世帯が増えてきています」
そしてこう述べる。
「パワーカップルの世帯数は24年で45万世帯と10年前の2倍です。総世帯に占める割合は約1%、共働き世帯では約3%と限られていますが、パワーカップルを含む世帯年収1200万円以上は総世帯の約7%を占めています。共働きがさらに増えることで世帯年収に広げると、パワーカップル予備軍は100万世帯に増えていくと思います」
1000万円超の高収入世帯となるとリッチな生活ができそうだが、都市部に居住する世帯が多く住居費、教育費、レジャーなどの支出の多さを思えば想像するほどの豊かさは感じられないのでは。
さて、年収1000万円長者も気になるのは来年の物価だ。多くのシンクタンクは原材料費、企業物価、輸入物価も上昇率が落ち着くと予想する。10カ月続いた実質賃金のマイナスがプラスに転じる明るい年を迎えたい。
(ジャーナリスト・木野活明)
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