中国への返還迫るパンダに長蛇の列 “駆け込み”に沸く最終週の上野動物園を行く

公開日: 更新日:

 上野動物園(東京都台東区)にいる双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(オス=4歳)とレイレイ(メス=同)。中国への返還が今月27日に迫り、最終観覧は25日までとなっている。14日からはパンダ観覧がウェブ申し込みによる抽選制になっており、すでに受け付けは終了。抽選に漏れた来園客はパンダを見られずとも、園内グッズショップに押し寄せパンダグッズを“爆買い”している状況だ。国内からパンダが姿を消そうとする中、駆け込みの“パンダフィーバー”に沸く現場を取材した。

 日刊ゲンダイが上野動物園を訪れたのは、今月20日。朝から曇り空で日が差さず、冷たい風が吹いていたが、飼育展示施設「パンダのもり」の前には、午前9時30分の開園直後からパンダファンで長蛇の列ができていた。

 開園から30分、午前10時になると、いよいよパンダの展示が始まった。2頭のパンダは先月27日から検疫期間に入り、別々の部屋に分かれて展示されていた。シャオシャオとレイレイ、それぞれの展示スペースで与えられる観覧時間はわずか2分ほどだ。

 それだけに、ファンも必死だ。自分の順番が回ってくると、係員に誘導されながら足早に展示スペースに入り、一斉にスマホやカメラを構えて一心不乱に動画や写真を撮っていた。

 そんな人間の慌ただしい姿をよそに、パンダはとても穏やかに過ごしていた。竹をむしゃむしゃと頬張り、かと思えばゴロゴロするか動き回ったり、おもちゃで遊んだりしていた。パンダが正面を向くと来園者は「わあー!」と沸き立ち、後ろを向いたままだと、皆残念そうな顔を浮かべていた。

 係員から観覧時間の終了が告げられると観覧者から「あー、終わっちゃった……」と悲しそうな声が聞こえた。中には涙声で「バイバイ」と別れを告げ手を振る人もおり、名残惜しそうだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に