著者のコラム一覧
柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(46)歴史ブームが再来! 近ごろ人気の「お城旅行」でハッピー

公開日: 更新日:

 最近は、知人の中小企業の経営者も、「物価高で格差拡大、経営難の中、外部環境の変化への戦略として戦国時代から学んでいる」といいます。

■PEST分析を知っている?

 私も授業で教えていますが、外部環境を確認するにはPEST分析があります。Politics(政治的要因:政策など)、Economy(経済的要因:円安や金利上昇、インフレ率、賃金)、Society(社会的要因:少子化などの人口構成やトレンドなど)、Technology(技術的要因:IT、AIなどの新技術やイノベーション)などです。

 これを織田信長の例でみてみましょう。

 Pは撰銭令(貨幣流通)、楽市楽座(新規参入自由化)、兵農分離(農民が戦いに行くと収穫に影響が出るため武士と分類)などの政策。Eはデフレ、貨幣不足。Sは茶道、海外からのキリスト宣教師増加、仏教一向宗の普及、治安悪化。Tは新技術の鉄砲などです。きっと、信長もPEST分析をして、貨幣不足を解消するため金銀を流通させる金融政策を考えたり、一向宗の反乱を弾圧して僧侶の組織化を防止したり、貿易が盛んな港を押さえることで新技術の鉄砲を手に入れる戦略を考えたのかもしれません。お城を観光して、偉人から経営戦略(生活の知恵)を学びながら幸福度を上げましょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問

  2. 2

    暫定措置は7月で終了へ…「資格確認書」「マイナ保険証」迫るタイムリミットの対処法

  3. 3

    北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた

  4. 4

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  5. 5

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  1. 6

    高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?

  2. 7

    飛行機に乗ることが目的でいいのか? 『沸騰ワード』人気企画「マイル修行旅」に向けられる厳しい視線

  3. 8

    司法試験へのパソコン導入で「変わること」「変わらないこと」

  4. 9

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

  5. 10

    松下洸平「電撃婚」のお相手も?「プロ彼女」の“日陰”すぎるリアル

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関復帰10勝での「休場」に現実味…天敵・大の里に初勝利も素直に喜べない理由

  2. 2

    暫定措置は7月で終了へ…「資格確認書」「マイナ保険証」迫るタイムリミットの対処法

  3. 3

    目黒蓮不在のSnow Man、ラウールが"次期エース"へ台頭か「めめラウ」が与え合う影響

  4. 4

    北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた

  5. 5

    阿部慎之助氏の巨人監督復帰が絶望的なワケ…親会社が断固として許さない暴力行為の重み

  1. 6

    安青錦が丸ごと吐露…相撲との出会い、日本語習得、「腹違いの兄貴」

  2. 7

    ウルトラセブンで主演の森次晃嗣さん「ずっと“モロボシ・ダン”と見られるのが嫌だった…」

  3. 8

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  4. 9

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 10

    「働いて×5」では?…支持率急落の高市首相「睡眠不足」「家事多忙」SNSでアピールのトンチンカン