抜歯ができなくなる! 麻酔薬不足で歯科医から悲鳴が…混迷するイラン情勢も追い打ち

公開日: 更新日:

 さらに歯科業界は、医療資材の流通に脆弱性を抱えているという、特有の事情もあるようだ。千葉県保険医協会理事の石毛清雄氏はこう話す。

「もともと、医科と比べて歯科は小規模の事業者が多い。それぞれの歯科医院が抱える薬などの医療資材の在庫はそれほど多くないし、流通網自体も発達していない。いざ供給に支障が生じると、すぐに現場にシワ寄せが出てしまうのです」

 こうして深刻化した麻酔薬不足は、中東情勢の悪化でさらに厳しい状況になりかねないという。

「すでに手袋など石油由来の医療資材の供給が減り、現場では在庫がなくなりつつあります。こうした影響は今後、同じく石油由来の麻酔薬容器などにも及ぶ可能性がある。イラン情勢の混乱が長期化すれば、容器とワンセットの麻酔薬不足に拍車がかかり、最悪の場合、抜歯などの治療が行えなくなってしまいます」(前出の石毛清雄氏)

 しばらくは、歯を大事に磨くしかないのか。

  ◇  ◇  ◇


 戦闘の早期終結への期待を裏切ったトランプ米大統領の“自爆”演説により、原油価格は一気に高騰。庶民はさらなるインフレ地獄を覚悟すべきだ。関連記事【もっと読む】『トランプ大統領“自爆”演説で原油急騰…迫るインフレ地獄を高市政権放置、消費税減税が庶民にトドメ』で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が参院自民にイライラMAXで爆発寸前! 予算案の年度内成立断念で身内に八つ当たりの醜悪

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  4. 4

    武豊プロミストジーンを勝利に導く「第3回兵庫女王盃(JpnⅢ)」~園田競馬

  5. 5

    地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    第2子妊娠の倖田來未が18年前の“羊水発言”蒸し返されるお気の毒…SNSには「擦られすぎ」と同情の声

  3. 8

    ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方