サッカーW杯ブラジル敗退で評価一変! 塩貝健人選手への“手のひら返し”で見えた“ビッグマウス”の価値
ただしビッグマウスは諸刃の剣
「一般論として、ビッグマウスは停滞した組織を内側からリセットし再構築する起爆剤になり得ます。組織内の競争意識を高めることもできる。一見まとまっているように見える組織が、実は不満を言いにくい状態に陥っている場合は、そこに風穴を開ける役割を果たす可能性があるでしょう」
組織では品行方正を求められがちだが、それによる弊害もあるという。
「結束力のある良い組織にはなりますが、小さくまとまってしまう。さらに上の高みを目指すには、想定外の破壊力が必要なこともあるのです」
■「絶対に必要」ではなく「いてもいい」
しかし、注意すべき点もある。
「まず大前提として、ビッグマウスは諸刃の剣です。大きなプラス効果をもたらす可能性もある一方で、マイナス効果になることも十分にある。ある種の賭けであることは忘れないように」
一方で、強気な発言を“する側”にも覚悟が必要だと釘を刺す。
「常に炎上リスクと隣り合わせであることを理解した上で、それでも言う覚悟があるかどうかです。今回の塩貝選手がそうだったように、結果が出なければ叩かれるし、成功すれば賞賛される。その強烈なプレッシャーをプラスに変えられる強いメンタルがなければ、ビッグマウスはやめておいたほうがいい」
ただし、こういった人は「絶対に必要」なのではなく「いてもいい」存在なのだと話す。
「程度の問題はありますが、前述の塩貝選手のような強気なスタイルは否定されるべきではなく、個性のひとつとして許容されるべきだということ。他者が『品行方正という正義』の名のもとに強要するのは、やはり違うと思います」
自分と違う価値観を認めることが多様性につながる。
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