こだわりの酒屋「目白田中屋」 巧妙トークの店主が伝授する「ウイスキー選びのコツ」
高い酒と安い酒の見分け方
熟成期間によって価格が変わるが、高い酒と安い酒の見分け方があるという。
「飲んだ後、余韻が長いほど高い酒なんです。10年、20年熟成させると液体の量自体は減りますが、凝縮しています。ドライフルーツと一緒で、実が小さくなっても味は濃くなります。熟していない洋梨は実が硬くてシャリシャリしていますが、10日間置けば柔らかくなります。これが熟成です。洋梨はシャリシャリしたのが好みでも、桃は熟した方が好きという人もいます。それぞれタイプによって違います。熟女はお金がかかるんです。人それぞれ物によっても違いますし、頃合いがある。たまには背伸びしてちょっといい酒を飲んで欲しいんです。幸せになりますから」
■香りを楽しみじっくり味わう
ウイスキーの魅力の一つが、長期間の樽熟成によって生まれる「深み」のある風味だという。
「ストレートで飲む場合は一気に喉に流し込まず、香りを楽しみ、少量を口に含んでじっくり味わってください。馥郁たる香りが漂い、甘みがふわっと口中に広がります。ウイスキーは1度開けても置いておけます。好きな時に飲めますし、友達とシェアすることもできます。よく『世界で一番おいしいウイスキーなんてない』と言いますが、その人にとって『世界で一番好きなウイスキー』はあるんです。ウイスキーは嗜好品ですから、そこが大事なんです」
田中屋はネット販売はしておらず、対面販売のみ。生産量が少なく、ここでしか買えない希少な商品もある。栗林さんの豊富な知識と巧妙なトークを聞くだけでも訪れる価値がある。
(住)東京都豊島区目白3-4-14
(℡)03-3953-8888

















