クマ再出没の神奈川・秦野市でも…放獣しても駆除しても自治体に抗議殺到で業務に深刻な支障

公開日: 更新日:

 先月3日、住宅の軒下に居座ったクマ2頭を麻酔銃で捕獲し、殺処分にした京都府舞鶴市には緊急銃猟後、抗議や批判の電話やメールが500件以上寄せられているという。判明した住所の大半は九州や四国、関東地方の一部など、京都府外だった。

■個人攻撃の悪質クレームも

 同市の鴨田秋津市長は翌4日、自身の「X」に<動物愛護を否定しませんが、脅迫めいた問い合わせはやめて下さい>と投稿した。

「『なぜ殺したんだ』という電話やメールが最も多く、『5月ごろから追い払いをしても戻ってきたため、緊急銃猟という手段をとりました』と説明しても、ご理解いただけません。なかには『市の職員は死んだ方がいい』とか、『家族もロクなもんじゃない』や『頭が悪い』『殺し屋』といった個人攻撃や誹謗中傷もありました。現場を見ていない方が複雑な感情を抱くのは理解しますが、市民の安全を第一に考え、対応しました。緊急銃猟後、数日間はかなりの問い合わせがあり、業務に支障をきたす状態でした」(舞鶴市農林課担当者)

 生息地の住民らはクマの出没に怯え、不安な気持ちで日々生活を送っている。住民の命と暮らしを守るため、働いている職員たちの業務を妨害していることが分からないのか。

  ◇  ◇  ◇

 クマの駆除については、以前も業務に支障が生じた自治体が…。関連記事【もっと読む】罠にかかったクマを溺死させ駆除…岩手県雫石町に苦情電話殺到で業務に支障出る事態にで詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    皇室典範改正で旧宮家の男性が「養子」に…受け入れ可能な4宮家が抱える難題とは

  2. 2

    公務員も「成績がいい人から好きな部署へ」! 静岡・沼津市が導入する新たな人事制度…希望が通らない職員はどうなる?

  3. 3

    千葉印西市の駅前データセンター建設問題 住民が憤る「やられっぱなし」の実態

  4. 4

    物価高直撃で「町のお医者さん」がピンチ…無床診療所の68%が減益、足りない診療報酬に青息吐息

  5. 5

    愛子さまカレンダーが発売前から「1位」の人気…佳子さま「27年版」は見当たらず、皇室カレンダーに映る“世代交代”

  1. 6

    天皇が暖房なしで深夜まで4時間の儀式に臨む…11月23日「勤労感謝の日」に宮中で行われる新嘗祭とは

  2. 7

    介護要らずの高齢者が増えても手放しで喜べない? 「働いて健康維持」の裏には深刻な生活苦が

  3. 8

    今年も2人死亡16人重軽傷…地元も意見が割れる「だんじり祭り」岸和田住民に聞いた賛成派と反対派の胸の内

  4. 9

    相次ぐ情報漏洩…サイバー攻撃は誰が何の目的でやっているのか? セキュリティーの専門家に聞いた

  5. 10

    AIを使わない子どもの方が賢いのはなぜか? OECDの調査結果が興味深い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  2. 2

    坂本勇人は巨人“ポスト松井”確定か…由伸、阿部を押しのける筆頭候補になり得る理由

  3. 3

    皇室典範改正で旧宮家の男性が「養子」に…受け入れ可能な4宮家が抱える難題とは

  4. 4

    「オレのことは忘れてもらいたい」とまで漏らした松井秀喜氏が巨人監督を受諾した理由

  5. 5

    4大臣炎上でも高市官邸は余裕シャクシャクだが…次に炸裂寸前の“時限爆弾”はまだいる!

  1. 6

    松井巨人に“高橋由伸ヘッド”内定! 人気抜群の盟友タッグでも「嫌われ役」は務まるか

  2. 7

    松井新監督に恥はかかせぬ! 巨人が“ご祝儀補強”で広島主力も大砲助っ人もかき集めへ

  3. 8

    (9)元AKBメンバーが「やまぐちりこ」としてAVデビュー! 順風満帆だったグループに激震が走った

  4. 9

    徳光和夫、関口宏、羽鳥慎一…それぞれが独断で選んだ“三大名司会者”って誰?

  5. 10

    【日本ハム】松岡洸希ら計10人 2026年 戦力外通告選手一覧