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中村淳彦
著者のコラム一覧
中村淳彦ノンフィクションライター

1972年、東京都生まれ。アダルト業界の実態に詳しく、AV女優や風俗嬢を1000人以上取材。一時期、介護施設の代表を務めた。代表シリーズに「名前のない女たち」。「崩壊する介護現場」「日本の風俗嬢」「ルポ中年童貞」など著書多数。

20代前半は飽和状態 熟女、ニューハーフが人気の逆転現象

 AV女優になれるのは志願者の14%ほど。現役女優が常時6000人いて、毎年4000人ほどが入れ替わる競争社会。そこで需給のミスマッチが発生しています。

 AV業界に足を踏み入れようとする多くの女性が、生活苦や人生設計に悩む20代前半です。その世代は供給過多で価値が急落。並のルックスの若いコより、出産で体形が崩れた中年女性の方がデビューしやすいという逆転現象が起きているのです。ユーザーの高齢化に伴って、同世代女優を求める嗜好の変化も手伝い、「女は若さ」という一般論が通用しなくなっています。AV業界は社会問題化している貧困シングルマザーの受け皿、あるいは性欲の強い中年女性が風俗代わりに楽しむ憩いの場になるかもしれません。

 ジャンルも細分化しています。低予算作品は個性の強いマニアックなものが好調です。ニューハーフやバスト100センチ超えの爆乳、剛毛、巨漢、極度の貧乳、処女、老女など、絶対数に限りがあるマイノリティーに思わぬニーズがあったりします。

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