ブラジル日系居酒屋が乱交をおわびしたのに炎上した理由
南米ブラジルでは、新型コロナウイルスの感染が再拡大し、死者数は世界最悪の米国に次ぐ20万人を突破した。そんな中、日系の居酒屋が店内で乱交パーティーを行っているとして非難を浴びている。
その店は、パラナ州クリチバ市の「ひょうたん」。入り口には暖簾に赤ちょうちん、インテリアも日本の居酒屋風のつくりだ。この店内で、乱交が行われている映像がSNSにアップされたのだ。映像を見るかぎり、少なくとも男女3人ずつ、6人以上が全裸や下着姿で入り乱れている。中には鬼の面をかぶる者や、日本風のタトゥーを入れている者も。映像をアップしたのは、コロナ感染につながる“濃密接触”をする人々の監視活動をしている告発サイト「Brasil Fede COVID」。
店長のケンジ・ミツナリ氏は、同店のホームページに土下座をしている漫画の絵とともに、おわびを掲載。ところが、「お客さまの信頼を失望させたことに本当におわび申し上げます」としながらも、写真は昔のもので、店内は常に清掃・殺菌を心がけていることなど言い訳を述べた後、「おわびとして、新たに“プッシーギョーザ”と“美食の乱交”メニューの提供を始め、その売り上げの一部をコロナ対策機関に寄付します」と記している。
告発サイトには、コロナにもかかわらずパーティーを開く、驚くほど多数の笑顔のブラジル人たちの写真がアップされている。ブラジル国内でもすでに変異株が発見されているが、どうも自粛ができるようなお国柄ではないらしい。