東芝は7000人削減 間接部門のベテラン社員どうすればいい
東芝は8日、「中期経営計画」を発表し、2019年からの5年間で約7000人のリストラを打ち出した。東芝は50歳以上の従業員が多く、毎年1000人の定年退職が出る自然減と1500人の早期退職を募り、若返りを図る。
「東芝は医療部門や半導体メモリーなど、事業の売却が相次ぎました。“現場”が激減した結果、総務や経理など“間接部門”の余剰人員は半端ではなく、中でも高給取りのベテラン社員が標的にされた形です」(東芝関係者)
間接部門のリストラは東芝に限らない。
富士通も先月、5000人規模の配置転換を発表。間接部門を対象に研修を実施した上で、営業やSEに配置転換する。
「配置転換と称していますが、実際は間接部門のベテラン社員のリストラと受け止められています。若い人なら現場に移ってもやっていけるかもしれないが、例えば、長年、経理畑を歩んだベテラン社員は、今さら営業やSEは難しいでしょう。結果的に退社に追い込まれる中高年も多いと思います」(業界関係者)