六本木「アマンド」はブランド力と復刻メニューが復活の鍵

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 喫茶店で店内に絵画を掛けたのも、おしぼりサービスをしたのもアマンドが最初。フランク永井が歌った「有楽町で逢いましょう」は、49年に開店したアマンド有楽町店(現在は閉店)がモチーフになっているといった具合だ。

 しかし、多店舗展開などが思ったほど軌道に乗らず、オーナーは2012年に不動産事業以外の飲食・物販事業をキーコーヒーに譲渡、現在に至っている。

 かつて一世を風靡したとはいえ、喫茶店受難の時代にキーコーヒーはなぜアマンドを買収したのか――。キーコーヒーに「あのアマンドがなくなるのは忍びない」という思いはあっただろうが、上場企業は経営にそれほど私情を挟めまい。

「シナジー効果が見込めたからです」と茂田社長は言う。

 都内なら至る所で目にする喫茶店「ルノアール」。バブル時代に人気を博し、今も国内外に200余りの店舗を展開する「イタリアントマト(イタトマ)」。実は、いずれもキーコーヒーの子会社である。

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