大幅増益の「英和」 動いてなかったぶん上値は大きい?
兜町の生き字引いわく、「長年停滞していた銘柄が急上昇すると、シコリが無い分だけ変動は大きく、バリュエーションが低位で大幅増益だと、上値は予想外に大きくなる」
東証2部上場の英和(2395)。計測・制御機器中心の技術専門商社で、大企業の固定客が多く、経営基盤が安定しており、組立・製造子会社も所有し、メーカーとしての側面も有している。
今期(20年3月期)の上半期は、当初0.6%増収、5.3%増益(営業利益)を予想していたが、終わってみると売上高169億円(4.1%増)、営業利益6.48億円(41.6%増)、純利益4.44億円(42.2%増)、EPS(1株当たり利益)70.30円となった。
通期は米中貿易摩擦や英国のEU離脱など不透明要因への懸念と、消費増税による機器販売の前倒しがあった事もあり、期初予想を変更せず、売上高1.6%増、営業利益2.0%増、EPS158円としている。