有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

麻生<下>麻生太郎副総理の親族企業 廣済堂の筆頭株主にも

公開日: 更新日:

 麻生家は華麗なる一族である。1872(明治5)年に麻生太吉が福岡県筑豊で炭鉱事業に踏み出したことに始まる。

 1936(昭和11)年、「炭鉱王」といわれた麻生家に大きな転機が訪れた。3代目の太賀吉の欧州視察だ。太賀吉は白洲次郎の紹介で当時駐英大使の吉田茂(のちの首相)の知遇を得て、次女・和子と結婚する。

 太賀吉と和子の三女・信子が三笠宮寛仁殿下と結婚。皇室と閨閥を結ぶことになる。長男が副首相兼財務相の太郎、三男が九州経済連合会会長の泰(麻生会長)である。

 麻生社長の巌は泰の長男。74年7月生まれの46歳。慶応義塾大学経済学部を卒業、ケンブリッジ大学に留学。家業である麻生セメント(現・麻生)に入社。2010年、父・泰の後を継いで社長に就任した。

 麻生グループは101社、グループ総売上高4147億円(2020年3月期)。グループ社員数1万4318人を擁する。グループの統括会社が麻生であり、飯塚病院などの病院や学校を経営している。

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