伸び盛りの富裕層が円安になる以前から「ドル建て」で資産を保有している理由
米国以外にもロイヤル・ダッチ・シェル(オランダ・英国「SHEL」)なども。軍事分野では米国のロッキード・マーチン(LMT)、ボーイング(BA)、英国のBAEシステムズ(BA)などです。全世界の軍事費の総額は2兆ドル(およそ260兆円)。米国だけでも100兆円ほどと、日本の20倍程度もあります。
穀物分野でも米国は大きな存在感を示しています。米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は穀物メジャーで、米コルテバ(CTVA)は種子や肥料、除草剤を手掛けています。創薬分野では、日本の存在感はありません。コロナワクチンに関しては、前述のとおりです。
このように「ドル建て資産」は無限大の可能性を秘めているわけです。