1億円稼ぐ「COO代行」業で成功するコツ あえて経営難の中小企業を支援

公開日: 更新日:

負け戦を勝たせる喜び

 現在は、そのノウハウを次世代に伝える事業にも力を入れている。

「COO代行養成講座を毎週開催し、延べ100人以上が受講しています。独立前の会社員から、すでに独立している士業やコンサルタントの方まで、バックグラウンドはさまざま。でも皆さん、ご自身の強みに気づいていないんですよね。多様な経験を持っているのに、自分には専門性がないからダメだと思い込んでしまう。そこがむしろ強みなんだと気づかせるのが私の役割ですね」

 最後に、もうけびとを目指す人に向けてメッセージをもらった。

「大切なのは、なりたい自分になる勇気を持つこと。普通のサラリーマン人生に疑問を感じているなら、あるいはすでに独立していて専門家として頭打ちを感じているなら、COO代行、自分のジェネラリスト化にチャレンジしてみてください。自らリーダーシップを発揮し、会社を変える面白さがそこにはあります。私のような生き方が選択肢の一つになれば幸いです」

(取材・文=いからしひろき)

▽信國大輔(のぶくに・だいすけ) 1977年、福岡県生まれ。佐賀大学卒業後、福岡のシステム会社に就職。その後上京し株式会社ライブドアに転職。独立後、株式会社びりかんを設立し、COO代行サービスを開始。100社以上の経営支援実績を持ち、その中で3社の上場に貢献。著書に「COO代行 最強のビジネス戦闘力を持つ職業」(ザメディアジョン)がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで