1億円稼ぐ「COO代行」業で成功するコツ あえて経営難の中小企業を支援
負け戦を勝たせる喜び
現在は、そのノウハウを次世代に伝える事業にも力を入れている。
「COO代行養成講座を毎週開催し、延べ100人以上が受講しています。独立前の会社員から、すでに独立している士業やコンサルタントの方まで、バックグラウンドはさまざま。でも皆さん、ご自身の強みに気づいていないんですよね。多様な経験を持っているのに、自分には専門性がないからダメだと思い込んでしまう。そこがむしろ強みなんだと気づかせるのが私の役割ですね」
最後に、もうけびとを目指す人に向けてメッセージをもらった。
「大切なのは、なりたい自分になる勇気を持つこと。普通のサラリーマン人生に疑問を感じているなら、あるいはすでに独立していて専門家として頭打ちを感じているなら、COO代行、自分のジェネラリスト化にチャレンジしてみてください。自らリーダーシップを発揮し、会社を変える面白さがそこにはあります。私のような生き方が選択肢の一つになれば幸いです」
(取材・文=いからしひろき)
▽信國大輔(のぶくに・だいすけ) 1977年、福岡県生まれ。佐賀大学卒業後、福岡のシステム会社に就職。その後上京し株式会社ライブドアに転職。独立後、株式会社びりかんを設立し、COO代行サービスを開始。100社以上の経営支援実績を持ち、その中で3社の上場に貢献。著書に「COO代行 最強のビジネス戦闘力を持つ職業」(ザメディアジョン)がある。
■関連記事
-
クルマは乗らなきゃ語れない ポルシェ911初のハイブリッド 新型GTSは電動エコ化にあらず、規格外のドリフトマシン化だった!
-
経済ニュースの核心 アパレル世界2位のH&Mを猛追! 絶好調ファーストリテイリング・柳井正会長の“後継者選び”で注目の動きが
-
語り部の経営者たち クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(3)“天才”ジェームス三木の企画を前に悟った、努力だけでは埋めがたい領域
-
語り部の経営者たち クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(2)次に通らなかったやめる…すべてつめ込んで書き上げた“勝負企画”
-
語り部の経営者たち クリーク・アンド・リバー社 井川幸広会長(1)プロフェッショナル人材の生涯価値の向上を掲げて全面サポート