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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

株価乱高下はまるで「貯蓄から投機」…不確実性とリスクの高まりを専門家も警告

公開日: 更新日:

 ゴールドマン・サックスによると、グローバルヘッジファンドによる日本株の売却ペースは8月2~8日の1週間に過去5年余りで最高を記録。一部の長期投資家はエクスポージャー(特定のリスクにさらされる資産の割合)を減らし始めた。

 今後の経済見通しを協議するジャクソンホール経済シンポジウムが22~24日に開催される。シンポジウムには世界の中央銀行関係者らが集うが、注目は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の23日に予定される講演。投資家は米国が9月に利下げに転じると想定しているからだ。

■スマホの出荷台数は2億8890万台に

 手元で世界情勢が収集できるスマホの重要性も一段と増した。

 ICT市場の調査会社Canalysが発表したデータによると、世界的に見れば、2024年第2四半期のスマホ市場は2ケタ成長し、出荷台数は2億8890万台に達した。出荷台数はサムスンが世界1位、アップル2位、中国シャオミ3位、中国ビボ4位、中国トランシオン5位と、中国3社合計なら世界トップだ。こちらも「世代交代」かーー。

 米国が5Gで世界最先端、スマホも手掛けるファーウェイなど中国メーカーを警戒したのもうなずける躍進ぶりだ。

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